★ ひーちゃん先生の今日のつぶやき in 治療院
日々の治療院での気付きを綴ります。それが、皆さんの
日常生活での、何かに気付きに繋がればと思います。
「身体の全体性を診る」
毎日毎日、いつもどこかが痛いという方々と一緒に居ることは、
正直ハードなことも多い。
でも、それでも私が続けられている理由は「身体の全体性を診る」
ことのおもしろさに魅了されているからである。
病院などは、内科・外科・など専門分野に分かれているけれど、
手技治療の醍醐味は、身体の全体を扱うことにつきる、と私は思っている。
大抵、痛みを発している部位は、治療すべきポイントではないことが多い。
つまり、五十肩を治そうと思えば腰の治療は必須だし、骨盤を構成する仙骨
の動きは頭痛と関係が深い。
私個人的には、合わない靴を履くと、左の顎関節が痛む。
そんな風に、身体の痛みは色々な部位から影響を受けている。
痛い所だけを何とかしようとすると、治癒から離れてしまうことになる。
痛み止めの薬は症状を早期に回復させてくれるが、根治はできない。
何らかの疾患に陥ってしまったのなら、専門の病院へ行くといいと思う。
でも、未病での不調は、やはり全体を診てくれる治療院がいいと思う。
本当に、原因を探そうとすると、時間がかかるし、多くの学びが必要だ。
分からなくなる時もある。それでも、今はそれを楽しめるようになってきた。
「患者様は最高の教師」だといわれますが、その通りだと思います。
ご来院下さる患者様には、深い感謝があります。
これからも、どうぞよろしくお願いします。